書籍タイトル
義父母の介護
著者
村井理子
出版社
新潮社
発売日
2024年7月18日
この本の要約
本書『義父母の介護』は、村井理子さんが義母の認知症、義父の脳梗塞という状況の中で、介護に取り組む過程を赤裸々に綴ったエッセイです。義母と義父の病が進行する中で、家族の絆や役割分担、さらに自分自身の限界に向き合う姿をリアルに描き、介護者が感じる葛藤や不安に共感できる内容となっています。
第一章: 介護の始まり
義母の認知症と義父の脳梗塞から始まる介護の日々。
第二章: 家族の役割と葛藤
介護に対する家族の思いと負担について考察。
第三章: 介護サービスの難しさ
義父が拒否する介護サービスとその影響。
第四章: 周囲との関係
介護に対する友人や地域との関係の変化。
第五章: 自分を見失わないために
介護者としての自分を守るための方法や考え方。
全体を通して
本書を通して、「介護は家族全体の問題であり、誰か一人の負担にさせないこと」が伝わります。村井さんが向き合った現実は、介護を通じていかに自身の健康と向き合い、限界を知るかというメッセージでもあります。家族が一緒に支え合い、負担を分かち合うことの大切さが強調されています。
商品URL
本書の評価
評価: ★★★★☆4.5/5
レビュー
とても共感できるエピソードが多く、心が救われました。
介護の厳しさとリアルが描かれており、現実的な助けになる本です。
家族としての役割を考えさせられる内容で、読み応えがありました。
義父母の介護についての視点が広がり、考えさせられる一冊です。
これから介護を始める方にもおすすめです。
まとめ
『義父母の介護』は、村井さんの実体験を通して、家族の介護に対する理解と共感を深められる一冊です。介護に伴う困難だけでなく、家族が共に支え合い、成長していく姿が感動を呼び、今後の介護に向けての心構えを得られる内容となっています。