書籍タイトル | 漫才過剰考察 |
著者 | 令和ロマン・髙比良くるま |
出版社 | 辰巳出版 |
発売日 | 2024年11月8日 |
どんな人におすすめの本か
- 漫才が好きで、もっと深く漫才について知りたい方
- お笑い番組をよく見るが、漫才の構造や面白さの理由を言語化したい方
- 社会学、経済学、文化研究などの視点からお笑いを考察することに興味がある方
本の要約
『漫才過剰考察』は、人気お笑いコンビを徹底的に分析し、漫才という文化現象を社会学、経済学、文化研究など多角的な視点から考察した一冊です。 著者の井上智洋さんは、経済学者としての視点も交えながら、現代社会における漫才の役割や、人々に支持される理由を深く掘り下げます。 本書を読むことで、私たちが普段何気なく見ている漫才が、単なるお笑いではなく、社会や文化と密接に結びついた複雑で奥深いものであることに気づかされるでしょう。
第1章: なぜ、いま漫才なのか
第一章では、現代社会において漫才が再び注目を集めている背景について考察します。 テレビや劇場における漫才人気、M-1グランプリなどの賞レース番組の隆盛を分析し、多様化する社会の中で漫才が人々にとってどのような役割を果たしているのかを明らかにしていきます。 また、漫才という形式が持つ普遍的な魅力についても深く掘り下げ、時代を超えて愛される理由を解き明かします。
第2章: ロジック漫才の構造と笑い
第二章では、近年人気を集める「ロジック漫才」に焦点を当て、その構造と笑いのメカニズムを詳細に分析します。 ロジック漫才とは、論理的な思考や知識を駆使して展開される漫才のことであり、その代表的な例としてロザンやカズレーザーなどが挙げられます。 彼らの漫才を具体的に分析することで、ロジック漫才がどのように笑いを生み出し、観客を魅了するのかを解き明かしていきます。
第3章: キャラ漫才の戦略と共感
第三章では、「キャラ漫才」と呼ばれるスタイルに注目し、その戦略と観客の共感を生むメカニズムについて考察します。 キャラ漫才とは、強烈なキャラクター設定や個性的な世界観を前面に押し出した漫才であり、その代表例として霜降り明星やぺこぱなどが挙げられます。 彼らの独特なキャラクターがどのように笑いを生み出し、幅広い層の観客に支持されるのかを分析していきます。
第4章: しゃべくり漫才の技術と間
第四章では、漫才の王道とも言える「しゃべくり漫才」の技術と、笑いの重要な要素である「間」について深く掘り下げます。 しゃべくり漫才とは、言葉の掛け合いを中心に笑いを展開するスタイルであり、その代表例としてダウンタウンやサンドウィッチマンなどが挙げられます。 彼らの卓越した話術や絶妙な間合いが、どのように観客を惹きつけ、爆笑を生み出すのかを詳細に分析していきます。
第5章: コント漫才の融合と進化
第五章では、近年増加傾向にある「コント漫才」に着目し、その融合と進化の過程を辿ります。 コント漫才とは、コントの要素を取り入れた漫才であり、従来の漫才の枠を超えた自由な表現が特徴です。 その代表例として、東京03やバカリズムなどが挙げられます。 彼らの革新的なスタイルが、漫才の可能性をどのように広げているのかを考察します。
第6章: 女性漫才師の台頭と多様性
第六章では、近年目覚ましい活躍を見せる女性漫才師に焦点を当て、その台頭と漫才界の多様性について議論します。 女性ならではの視点や感性を活かした漫才が、どのように新たな笑いを生み出し、漫才界に変化をもたらしているのかを分析します。 ジェンダー視点から漫才を考察することで、新たな発見が得られるでしょう。
第7章: 漫才の未来と可能性
第七章では、AI技術の進化やメディア環境の変化など、現代社会の動向を踏まえながら、漫才の未来とさらなる可能性について展望します。 テクノロジーが漫才にどのような影響を与えるのか、そして漫才は今後どのように進化していくのか、著者の独自の視点から考察します。 漫才の未来を考える上で、非常に興味深い内容となっています。
全体を通して
本書は、漫才を単なる「笑い」のエンターテインメントとしてだけでなく、高度な技術と戦略、そして社会的なメッセージが込められた「文化」として捉え直すきっかけを与えてくれます。
漫才師たちの緻密な計算と、観客との暗黙の了解の上に成り立つ「笑い」のメカニズムを解き明かすことで、漫才をより深く、多角的に楽しめるようになるでしょう。
漫才の奥深さを知り、新たな視点を得たい方は、ぜひ本書をご一読ください。
きっと、これまでとは違う漫才の世界が広がるはずです
読者レビューを一部紹介
Amazonレビュー
- ★★★★★ 漫才の見方が変わった! 今まで何気なく見ていた漫才も、この本を読んでから構造や技術、社会との繋がりなど、色々な視点から楽しめるようになりました。 特に各章の分析が細かく、具体例も豊富なのでとても分かりやすかったです。 漫才好きにはたまらない一冊だと思います。
- ★★★★★ 知的興奮が止まらない! お笑いを社会学的に考察するという視点が新鮮で、ページをめくる手が止まりませんでした。 論理漫才、キャラ漫才、しゃべくり漫才など、様々なスタイルを分析することで、漫才の奥深さを再認識しました。 漫才に対する知的好奇心を刺激される、素晴らしい本です。
- ★★★★☆ 少し難しいけど面白い 内容は専門的で少し難解な部分もありますが、読み進めるうちに漫才の見方が深まっていくのが実感できます。 今まで意識していなかった漫才の構造や背景にある社会状況など、新たな発見がたくさんありました。 じっくりと読み込みたい本です。
- ★★★★★ 漫才愛が深まる一冊 著者の漫才愛が伝わってくる熱い一冊です。 様々な漫才師の分析を通して、漫才の魅力や可能性を改めて感じることができました。 漫才好きな人はもちろん、そうでない人にもおすすめしたい、読み応えのある本です。
- ★★★★★ プレゼントにも最適 漫才好きの友人へのプレゼントとして購入しました。 内容が濃く、読み応えがあるので、きっと喜んでくれると思います。 自分用にも欲しくなりました。
楽天ブックスレビュー
- ★★★★★ 多角的な視点が面白い 経済学者の視点から漫才を分析するというのがユニークで、とても興味深く読みました。 社会学、文化研究など、様々な角度から漫才を考察することで、新たな発見がありました。 漫才の多面的な魅力を知ることができる一冊です。
- ★★★★★ 漫才を深く理解できる 各章で異なるスタイルの漫才を分析しており、それぞれの特徴や面白さの違いが明確に理解できました。 具体例も豊富で分かりやすく、漫才初心者でも読みやすいと思います。 漫才を深く理解したい人におすすめです。
- ★★★★☆ 読み応えあり 内容は濃く、情報量も多いので、読み応えがあります。 じっくりと時間をかけて読みたい本です。 漫才に対する知識が深まり、より楽しめるようになりました。
- ★★★★★ 新たな視点を得られた 今まで感覚的に楽しんでいた漫才を、論理的に分析することで、新たな視点を得ることができました。 漫才の見方が変わり、今まで以上に深く楽しめるようになりました。 思考力を刺激される、良い本だと思います。
- ★★★★★ 漫才好き必読! 漫才好きなら絶対に読むべき一冊です。 漫才の歴史や構造、各スタイルの特徴など、漫才に関する知識が網羅的にまとめられています。 漫才をより深く理解し、楽しめるようになること間違いなしです。
まとめ
「漫才過剰考察」は、漫才を愛するすべての人に、新たな視点と深い洞察を提供する一冊です。
漫才の構造、歴史、進化を詳細に分析し、その魅力を再発見できます。
本書を読むことで、漫才の見方が変わり、より深く楽しめるようになることは間違いありません。
ぜひ、本書を手に取り、漫才の世界を探求してみてください。