どんな人におすすめの本か
ミステリーやホラーが好きな方、特に謎解きや伏線回収を楽しみたい読者におすすめです。また、視覚的な要素を取り入れた物語に興味がある方にも適しています。前作『変な家』を読んで雨穴氏の作風に魅了された方にもぜひ手に取っていただきたい作品です。
本の要約
本作は、9枚の奇妙な絵に秘められた謎を追う物語です。各章で異なる登場人物たちが、それぞれの視点から絵の謎に迫り、最終的にそれらの物語が一つの真実に収束します。読者は、絵に隠されたメッセージや伏線を解き明かしながら、物語の全貌を理解していく楽しさを味わえます。
第1章: 風に立つ女の絵
大学のオカルトサークルの栗原と佐々木修平は、「七篠レン 心の日記」というブログに投稿された絵の謎を探ります。その絵には、風の中に立つ女性が描かれており、二人はその背後に隠された真実を追求します。
第2章: 部屋を覆う、もやの絵
保育士の春岡美穂と母親の今野直美は、行方不明になった幼稚園児・今野優太が描いた「灰色に塗りつぶされたマンションの絵」を手がかりに、彼の行方を捜索します。その絵には、優太の失踪に関する重要な手がかりが隠されています。
第3章: 美術教師 最後の絵
記者の岩田俊介は、山奥で遺体となって発見された美術教師・三浦義春が残した「震えた線で描かれた山並みの絵」の謎を追います。彼は、その絵に込められたメッセージを解読し、事件の真相に迫ります。
第4章: 文鳥を守る樹の絵
拘置所に収監された今野直美は、過去の出来事を回想しながら、「文鳥を守る樹の絵」に込められた意味を考察します。彼女の過去と絵の関係が明らかになることで、物語は新たな展開を迎えます。
第5章: 震える手のスケッチ
ある画家が描いた「震える手のスケッチ」が発見され、その絵が示す不気味な予兆に人々は戦慄します。絵に隠された恐怖の真実とは何か。
第6章: 闇に浮かぶ顔の絵
深夜の美術館で発見された「闇に浮かぶ顔の絵」。その絵を見た者たちは次々と不可解な出来事に巻き込まれていきます。絵に秘められた呪いの正体とは。
第7章: 消えゆく街の風景画
古い屋敷の地下室で見つかった「消えゆく街の風景画」。その絵に描かれた街並みは、現実の世界から徐々に姿を消していることが判明します。絵と現実の不思議な関係に迫ります。
第8章: 泣く子供の肖像画
孤児院で保管されていた「泣く子供の肖像画」。その絵に描かれた子供の正体と、絵が持つ悲しい過去が明らかになります。絵に込められた哀しみの物語とは。
第9章: 繋がる線の抽象画
保育士の春岡美穂と母親の今野直美は、行方不明になった幼稚園児・今野優太が描いた「灰色に塗りつぶされたマンションの絵」を手がかりに、彼の行方を捜索します。その絵には、優太の失踪に関する重要な手がかりが隠されています。
読者レビューを一部紹介
- 前作よりもストーリー性があって面白かったです。最後までドキドキしっぱなしでした。
- 物語にあっという間に引き込まれました。全く関係ない話が少しずつ繋がっていくのが見事です。
- 気に読んでしまいました。新作も期待しています。
- 読み応えがあり、テンポよく進むので楽しく読めました。
- 伏線回収が見事で、最後まで飽きずに読めました。
まとめ
『変な絵』は、9枚の奇妙な絵に秘められた謎を追うスケッチ・ミステリーで、各章の物語が最終的に一つの真実に結びつく巧妙な構成が特徴です。ミステリーやホラーが好きな方、特に謎解きや伏線回収を楽しみたい読者におすすめの作品です。読者からは、ストーリー性や伏線回収の巧みさ、テンポの良さが高く評価されています。